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2005年04月01日

●クリケット基礎知識講座 チーム編 第三回 ニュージーランド

今回は日本とも結構関わりが深いニュージーランドです。
某プロ野球団監督の息子が留学していたところとしても有名(?)です。

ニュージーランド

1930年に史上4番目のテスト国となりましたが、初勝利はその26年後の1956年でした。
昔から国技のラグビーの圧倒的な人気に押され、テスト国のなかでは選手層の薄い国となっています。
一番強かったのは元世界記録保持者のファーストボーラー、Richard Hedleeが全盛期の80年代で、その頃はオーストラリアやイングランドにも定期的に勝っていました。

最近はODIランキング3位、テストランキング7位をうろちょろしており、イングランドと逆の状態になっています。
降雨量が多いため、イングランドのピッチのようにシーマー有利と言われ、さらにラグビー兼用のグラウンドということで、バウンダリーも狭いです。

案外知られていないのが、女子クリケットの盛んさで、競技人口は国技のネットボールに次ぎ第二位。
前回2000年の女子ワールドカップ優勝チームでもあります。


特徴

昔からあまり良いバッツマンはいませんが、そこをコントロールの良いボーラーとチームワークでカバーするのがニュージーランドクリケットです。
オールラウンダーが多く、テイルに入ってからが本当のバッティングイニングスという人もいます。

しかしラグビーが宗教のこの国では、クリケット選手はあまり恵まれておらず、選手寿命は全体的に短いです。
選手層が薄いのに加え、主力選手にやたら怪我が多いのも特徴。


バッツマン

キャプテンのStephen FlemingとルーキーのHamish Marshallを除くとかなり波の激しいバッツマンが多いですが、たまにバカ当たりすることで有名。
Nathan Astleがテスト最速ダブルセンチュリーの記録を持っていたり、Craig McMillanが1オーバー最多得点の記録保持者であったりと、ほめれば出来る子達という感じですが、全体的に小粒な印象は否めません。

前述の通り、ニュージーランドの真価はスペシャリストバッツマンが全員アウトになった時から発揮されます。
10番ぐらいまでほぼ全員のボーラーがファーストクラスセンチュリーを達成しており、なかなかアウトになりません。
相手にとって結構嫌なチームには違いないでしょう。


ボーラー

ボーラー陣はLeeやAkhtarとタメを張れるファーストボーラー、Shane Bondが怪我をして以来、オフスピナーのDaniel Vettoriに頼りっぱなしになっています。
基本的にピッチがボーラー有利なため、たいしたコントロールも無いのにナショナルチームに選ばれてしまうことがいけないのでしょうか。
最近では2mのオールラウンダー、Jacob OramやJames Franklin等の台頭により若干層が厚くなってきた感もありますが、怪我の発生を防がない限り、これまでと同じくボーラーに苦しむでしょう。


注目プレーヤー

注目プレーヤーはやはりスピナーのDaniel Vettoriでしょう。
眼鏡をかけているため、良くハリーポッターに似ていると言われていますが、実は185cm98kgの筋肉マン。
18でナショナルチーム入りし、26歳の今、世界一のレフトアームスピナーとしての地位を確固たる物にしようとしています。
ファーストクラスチームのNorthern Districtではオープナーも務めており、これからのニュージーランドを背負って立つ選手です。

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