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2005年04月13日

●クリケット基礎知識講座 チーム編 第五回 南アフリカ

さて、オーストラリアと同じく国民全体がスポーツ狂&男子の平均身長が185cmの南アフリカ編です。

南アフリカ

イングランド、オーストラリアに次いで1888年にテストステータスを取得。
その後1961年にICC(当時はImperial Cricket Conference)を脱退、さらにその10年後アパルトヘイト政策のため全ての国際試合を禁止されました。
そのため当時のスター選手、Mike Procter, Barry Richards, Graham Pollock等はイングランドのCounty選手として長く活躍していました。
1990年に国際試合禁止が解けると、それから10年間オーストラリアに次ぐ強さを誇っていましたが、ファーストボーラーAllan Donaldの引退以来ぱっとした成績を残せていません。
南アフリカクリケット協会は黒人クリケット選手を増やそうと躍起になっていますが、ほとんどが国内人気ナンバーワンのサッカーに熱中しており、ラグビーやクリケットは白人のスポーツと見なされているとか。


特徴

オーストラリアのような速いピッチが多いため、ファーストボーラーやバッツマンが多い国です。
スピナーは伝統的に皆無と言ってよく、そのためセカンドイニングにおいて詰めの甘さが出ることもあり。
昔からキャプテンのポリシーは”まず引き分け、それから勝ち”となっていて、アグレッシブなランチェイスやデクレアをすることはまず無いです。
優れた身体能力を生かして、オールラウンダーが多いという、他の国がうらやむようなテイルを持っています。
アベレージ30のShaun Pollockが10番を打つことも珍しくありません。

バッツマン
”クリケットマシーン”の異名を持つJaques Kallis, キャプテンGraem Smith, ワールドカップを落としたことで有名なHerschelle Gibbsとアベレージ50前後のバッツマンを揃え、打つことに関しては全く心配ありません。
ウィケットキーパーのMark Boucherはナイトウォッチマンのセンチュリー数世界記録を持っており、その他のバッツマンも気が抜けない構成となっています。


ボーラー

一昔前はDonaldやHaywardといった豊富なファーストボーラー陣がいたのですが、現在ワールドクラスのファーストボーラーは黒人選手のMakhaya Ntiniしかいません。
そしてDonaldがそうだったように、酷使されて怪我が多くなっています。
その他にはMcGrathと肩を並べるボーラーのShaun Pollockです。
彼のコントロールとオフカットはODIで特に効果的で、平均球速120kmでもここまでやれるという良い見本と言えるでしょう。
ただ、Pollockが引退してしまえば南アフリカのボーラー事情はさらに苦しくなることでしょう。


注目選手

去年アベレージ80オーバーという、Bradman並みの記録を残したJaques Kallisです。
デビュー当時はボーリングオールラウンダーだったものの、ボーリングのオーバーが減るに従ってバッティングアベレージがどんどん上がっていきました。
特筆すべきは強固なディフェンスで、南アフリカが引き分ける時は大抵この人がクリースに残っています。
ボーリングアベレージも30前後と立派な記録を残していますが、引き続きボーリングはしたくないとか。

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