●用具メーカーシリーズその2
MRF (Madras Rubber Factory)
クリケット界ではブリジストンやミシェランぐらい有名なタイヤ会社。
豊富な資金を生かして、ピンポイントにエンドース契約を結ぶ事で有名。
96年にTendulkarとエンドースメント契約を結ぼうとする際、ICCの”バットに張るスポンサーステッカーはクリケット用具メーカーで無ければならない”という規則に従う形でクリケット部門が設立されました。
その後もSteve Waugh(当時世界最高の1億円)やBrian Laraとエンドースメント契約を結ぶ事に成功します。
ちなみにその規則が出来るまでは色々なブランド名をバットに見ることが出来ました(例マルボロ)。
もちろんTendulkar達はちゃんといきつけのバット職人に作ってもらったバットを使用していますが、契約上の理由からそのブランド名を明かすことは出来ないということです。
ところで普通エンドースメント契約を結んだ選手は同じブランドのプロテクターをつけるのですが、TendulkarはMorrant製のUltraliteパッヅをつけているとか(重さ約300gらしいです)。
広告の効果はてきめんで、イギリスやオーストラリアでは何故かMRFのバットが法外な値段で売られていることが多いですが、概して実際に使った選手からは評判が悪いことが多いです。
最近はファーストボーラー育成を目的としたMRF Pace Foundationを設立しており、ジュニア選手からテストボーラーまで幅広い選手層がここでスペシャリストにアドバイスを受けているとか。